エコ動画甲子園

企画書のつくり方

これさえ押さえればすぐ書ける!将来にも役立つシンプルな企画書制作術

「エコ動画甲子園」の第一次応募締め切りである7月16日が近づいてきました。このコンテストを知っている皆さんなら、最初のステップが「企画書」であることはもうご存知ですね。この「企画書」、実はポイントさえ押さえればとってもシンプルに制作できるばかりか、一度作り方を学べば社会に出ても役立つものなんです! サイトにある企画書見本はそこそこのボリュームがありますが、実際は1ページから、また手書きでの応募も可能。今回のエコラムでは、これまでに数多の企画書を作り上げてきた当実行委員会の人呼んで「企画書マイスター」が、目からウロコの企画書制作術を伝授します。

食わず嫌いはもったいない! 企画書制作のメリット

エコ動画甲子園の応募要項を読んで、「企画書」を目にした途端、「動画制作だけならまだしも企画書なんて……」と心が折れた──。そんな高校生はいませんか?

ただそれって、企画書制作をなんとなく“負担”だと感じているからでしょう。ですが、皆さんにもこれまで「やってみたら案外簡単だった」「ちゃんと取り組んでみると以外に面白い」「これまではただの食わず嫌いだった」なんて経験があると思います。企画書制作も、きっとこれらの仲間です。その上、社会に出てから大いに役立つというメリットもある。将来に向け、ライバルに差をつけるための貴重な経験になるはずです。

「何を」「なぜ」「誰が」「いつ」「どのように」を明確にする

では実際に、企画書をどう制作すればいいのでしょうか。

企画書とは、その制作者がやりたい・やるべき何かについて、それをなぜやりたいのか、誰がいつどのように行うのかを、第三者に伝えるために制作するものです。この「何を」「なぜ」「誰が」「いつ」「どのように」がわかりやすくまとまっていれば、それはもう1ページでも、手書きでも、ページ数や体裁、スタイルにかかわらず「企画書」と言えます。

このポイントを「エコ動画甲子園に応募するための企画書」に落とし込むとどうなるでしょうか。今回は「エコをもう一歩前に進めるためにできること」というお題があります。このお題に対し、皆さんは「何を」動画にしようと思いますか? 例えば「毎日続けているエコ活動の効果を検証する」「日々地球の美しさが失われていくことに対して、胸に秘めた思いを訴える」など、さまざまな形があると思います。こうしたお題に対する回答が、ポイントの中の「何を」に当たります。

ではその「何を」に取り組むことが、「なぜ」お題に答えることになるのでしょうか。上記の「毎日のエコ活動の効果検証」という動画の場合、「自分たちの活動の効果を知ることが、これまでの活動を一歩前に進める手助けになる」との主張はできるはずです。さらに「そのような小さな前進の積み重ねが、環境意識の底上げにつながる」まで発展させてもOK。このように主張を無理なくロジカルに発展させることができると、ワンランク上の企画書になります。

やるべきことを具体化すると、納得感がアップする

続いて「何を」を「どのように」実現するかです。これはシナリオやカット割り、実写かアニメーションかといったアウトプットの形などについて、考えていることを具体的に表現すればいいわけです。ここで絵コンテなどがあると、イメージを共有する上で非常に効果的ですね。

そのアウトプットの形が具体的になったら、今度はそれを実現する業務を「いつ」「誰が」担当するのか。おおよその概要を決めたスケジュールを組んでおくと、企画書を読む第三者を「この企画なら無理なく実現できそうだ」と納得させられます。これに各業務の担当者の実績や熱意などが加われば、説得力がさらにぐっと高まるでしょう。

とにかく、順番は構わないので「何を」「なぜ」「いつ」「誰が」「どのように」を明確にすること。これらのポイントを押さえることさえできていれば、たとえ1ページの企画書であっても構わないわけです。特に、“エコ”を銘打つコンテストですから、不必要にページ数などがかさ増しされた企画書よりも、要点をスリムにまとめた企画書の方が、高得点となる可能性は高いでしょう。

手書きの企画書による応募も歓迎します

企画書といえば、WordやPowerPointなどのオフィス系ソフトや、プロ仕様の高度なツールなどを使うケースが少なくありません。これらのツールもまた、使えることが社会に出てからの強みになりますので、この機会に慣れておくことはきっと無駄にならないでしょう。

ただ、こうしたツールに頼らなくても、手書きや写真・イラストの切り抜きなどを貼り合わせたりして企画書を作ることも可能です。その方がオリジナリティを出しやすいというメリットもあります。ただし、自分や自分たちのやりたいことがきちんと第三者に伝わるよう、丁寧に仕上げることを心がけてください。

なお、今の時代はコンビニのコピー機などでも簡単に資料をPDF化することができます。応募の際は、何らかの方法でPDF化してメール添付あるいはファイル共有ソフトなどを通して送ってくださいね。

高校生の若くあり余る力を見せてほしい

ここまでは、「企画書制作は将来的にも役立つ」という記事のテーマに沿って、どちらかといえば技術的な企画書制作のヒントを中心に語ってきました。

ですが、今回の「エコ動画甲子園の企画書」に限って言えば、もっと大切なことがあるように思います。それは、高校生であるあなたの意欲や情熱、フレッシュな視点、大人にはないアイデア、向こう見ずな爆発力など、その若さゆえのあり余る力から発せられたメッセージを込めることです。エコ動画甲子園の企画書では、形を整えようとするよりも、高校生らしさを感じさせる方が重要かもしれません。自分なり・自分たちなりのありのままの思いを、そのまま企画書にぶつけてみてください。皆さんからのたくさんのご応募を心から楽しみにしています。